<Header>
<Author: 柳宗元>
<Title: 登柳州城樓寄漳汀封連四州>
<Format: 格式不明>
<Year: 1973>
<BookName: 唐詩三百首2>
<Translator: 目加田誠>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 柳州の城楼に登りて漳、汀、封、連四州の刺史に寄す>
<BookPage: 266>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
城上高樓接大荒，
海天愁思正茫茫。
驚風亂颭芙蓉水，
密雨斜侵薜荔牆。
嶺樹重遮千里目，
江流曲似九廻腸。
共來百越文身地，
猶自音書滯一鄉。
<End Poem>
<Translation>
柳州城の高楼に立てば
眺めは遠く地の果てに連なる
この天涯僻遠の地に流されて
憂き思いはいつとて晴れぬ
狂風吹き起こって蓮池の水を乱し
細雨斜めにしげく蔦の牆にふりそそぐ
嶺の樹々は重なって千里を望む目を障り
江の流れは曲がり曲がって九転の腸に似る
ともにこの断髪文身の南越に来て居りながら
<End Translation>
<Formatted Translation>
柳州城の高楼に立てば　眺めは遠く地の果てに連なる
この天涯僻遠の地に流されて　憂き思いはいつとて晴れぬ
狂風吹き起こって蓮池の水を乱し
細雨斜めにしげく蔦の牆にふりそそぐ
嶺の樹々は重なって千里を望む目を障り
江の流れは曲がり曲がって九転の腸に似る
ともにこの断髪文身の南越に来て居りながら
たよりをだにも交し得ぬとは
<End Formatted Translation>